MOTION DESIGN / BEGINNER'S STUDIO 教材を検索 /

04 / 作品にする · 約75分

実践:15秒の歌詞MVを完成させる

3つの短い文をつなぎ、見せ場・余白・検品まで体験する。

先に知っておくこと

今回の企画

テーマは「夜から朝へ」。文は「小さな光が」「夜を越えて」「明日へ届く」。教材用のオリジナル練習文で、実在曲の歌詞ではありません。色は濃紺・白・淡い黄色の3色、書体は1種類から始めます。

最初の目標は読める15秒を完成させること。効果を増やす前に、音・表示時刻・文字の位置を揃えます。3時間で職業レベルになる教材ではなく、完成と修正を繰り返すための最初の1本です。

絵コンテを秒で決める

  • 0〜5秒:小さな円と「小さな光が」。下から短く登場し、読む時間を残す
  • 5〜10秒:「夜を越えて」。横線が伸び、文字が切り替わる
  • 10〜15秒:「明日へ届く」。少し大きい文字で結び、最後に静かに消える
  • 場面切替はまずハードカット。慣れてから短いクロスフェードを比較する

LET'S TRY IT

操作手順

1つずつ、結果を確認
  1. 01

    本編と3シーンを作る

    ここから
    practice_v002.aepとして別名保存。
    すること
    MV_FINAL_15sを1920×1080・30fps・15秒で新規作成し、最下段に濃紺の平面MASTER_BGを15秒全体へ置く。SCENE_01、02、03を各5秒で作る。各シーンに濃紺BGと対象文の白文字を置く。
    できた状態
    15秒の本編と5秒の部品3つができる。
  2. 02

    シーン1を動かす

    ここから
    SCENE_01、LYRICを選択。
    すること
    最終位置のYを決め、0秒はそこから+50px、00:00:00:12で最終位置へ。Tは同時刻で0→100%。位置キーへF9。0.4秒から4秒程度は静止して読ませる。
    できた状態
    最初の文が短く登場し十分な時間読める。
  3. 03

    シーン2に線を足す

    ここから
    SCENE_02、0秒。
    すること
    LYRICの登場をシーン1と同じ12フレームに設定。別シェイプレイヤーLINEを作りTrim PathsのEndを0秒0%、00:00:00:18で100%。線は文字の下に配置する。
    できた状態
    同じルールの中で少し違う見せ場ができる。
  4. 04

    シーン3を少し強調する

    ここから
    SCENE_03、0秒。
    すること
    文字を前2シーンの約1.15倍のサイズに調整し、端に接しないことを確認。レイヤー全体のSを0秒96%、00:00:00:18で100%。Tは0〜12フレームで0→100%。
    できた状態
    最後の文だけ少し強く見える。
  5. 05

    3シーンを配置する

    ここから
    MV_FINAL_15s、0秒。
    すること
    MV_FINAL_15sのMASTER_BGより上へ、SCENE_01を0秒、02を5秒、03を10秒へ置く。各レイヤーの表示区間を00:00:00:00以上00:00:05:00未満、00:00:05:00以上00:00:10:00未満、00:00:10:00以上00:00:15:00未満に合わせる。各シーンは150フレーム。境界の直前・直後を1フレームずつ確認する。
    できた状態
    隙間と重複のない15秒になる。
  6. 06

    音に合わせる

    ここから
    本編コンポジション。
    すること
    同梱練習音または自作・許諾済み音源を0秒へ配置。実際の歌唱版へ置換するときは3シーンの境界を歌詞とフレーズに合わせて作り直す。15秒という例に曲を無理やり合わせない。
    できた状態
    映像の切替理由を音から説明できる。
  7. 07

    終わりを整える

    ここから
    本編SCENE_03レイヤーを選択。
    すること
    14秒でT=100%、14秒29フレームでT=0%のキーを置く。下のMASTER_BGは表示したままにし、最後は濃紺だけが残るようにする。音源が15秒で自然に終わらない場合はAudio Levelsを最後の短区間で下げて試聴し、切れを確認する。
    できた状態
    最後が唐突に切れない。
  8. 08

    検品して書き出す

    ここから
    全体を保存済み。
    すること
    ae-18に従いMP4出力。小さい画面で文字を読み、最初・5秒・10秒・最後を1フレームずつ確認。公開前に楽曲・音源・イラスト・フォントの利用条件を確認する。
    できた状態
    最初のMV試作が完成する。

CHECK YOUR FRAME

ここまでの確認

  • 3文すべてが最後まで読める
  • 0/5/10秒の境界に意図しない黒フレームがない
  • 効果なしでも主役の文字が分かる
  • 実在曲へ置換する場合の権利確認とタイミング調整が必要と分かる

YOUR TURN

小さな練習課題

完成版から効果を1つ減らした版を作り、どちらが歌詞を読みやすいか比較する。

できあがるもの:15秒MP4、編集用.aep、利用素材の記録

  • 最初から最後まで再生確認済み
  • 見せ場と読む間を説明できる

うまくいかないとき

5秒の切替で前の文字が一瞬残る

考えられる原因:シーンの長さや開始時刻がずれている。

試すこと:本編でレイヤーバーの境界を拡大し、30fpsのフレーム単位で揃える。

文字が忙しく読めない

考えられる原因:登場・退出を長く取りすぎた。

試すこと:動きの区間を短くし静止して読む区間を増やす。

背景音を入れたら全部同じ拍で退屈

考えられる原因:音量ピークだけに反応させた。

試すこと:歌詞の意味やフレーズ終端を基準に、動かさない時間も作る。

SEE THE IDEA IN MOTION

この操作から広がる効果

公式の参考資料

メニュー名や画面の差異は、使っているバージョンの公式ヘルプでも確認できます。

理解できたところで、自分のペースで記録。